メニュー

ヘルペス

ヘルペスとは

ヘルペスウイルスには1型、2型があり、1型は主に口や眼、2型は生殖器に感染を起こします。皮膚の小さな傷などからウイルスが感染し、体内に隠れ潜んでいてストレスや体が弱った際にウイルスが再活性化して症状を引き起こします。

 

ヘルペスの症状

口唇ヘルペス、性器ヘルペスとして症状が出現することがほとんどです。痒みやピリピリとした違和感が先行し、その後小さい水疱が出現してきます。乳幼児の場合には発熱を伴うこともあるようです。再発を繰り返すこともあります。アトピー性皮膚炎のある方ではkaposi水痘様発疹といって発熱、水疱の多発を認めることがあります。細菌感染を伴うこともあり、入院治療の適応となることもあります。

ヘルペスは他人に移してしまうことがあるため症状が出現しているときには注意しましょう。

鑑別診断:帯状疱疹、接触性皮膚炎など

ヘルペスの治療

外用剤と内服、点滴治療があります。一般的には内服治療が行われます。治療開始が早いほど効果もあがるようです。

内服

抗ウイルス薬としてバラシクロビル、ファムシクロビル、アメナメビル、アシクロビルがあります。アメナビルのみ胆汁排泄であり、腎機能が悪い方などに使用されております。単純ヘルペスの場合は5日間内服を行いますが、症状出現から24時間以内に内服を行ったほうが効果が高いといわれております。内服を開始してから直ぐに効果が出現するのではなく数日してから効果が表れるので内服を開始しても一時的に症状が悪化することがあります。

ファムシクロビルは再発時に予め処方しておくことで再発予防を行うことが可能となっております。

外用剤

近年薬局などでも市販されております。頻回塗布が必要になります。内服が困難な場合や症状が軽度のときに使用することが多いです。

点滴

先述したKaposi水痘様発疹によって発熱などの全身症状を伴うもの場合には点滴治療を行います。重症で入院が必要な場合には近隣施設をご紹介させて頂きます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME